コミュニケーション・チャンス
そうした普及率の上昇が、「匿名の他者」に出会いたいという若者の心理を後押しする。その一つが「出会い系サイト」の存在なのだろう。こうして、「いつでも、どこでも」アクセスできる「無料の人気出会い系サイト紹介Detroit」が、身近なコミュニケーション・チャンスとして浮上する。ただ、「出会い系サイト」の誕生で、「匿名の他者」と「いつでも、どこでも」会える可能性が出てきたことにより、ある「壁」が低くなったとも言える。それは、「援助交際」層と、「非援助交際」層の接近だった。「最大のポイントは、″非援交出会い系″のなだらかな延長上に、″援交出会い系″があること。相手がタコ足なので、自分もタコ足化してバランスを取る作法が一般化。そこに出会い系が入り込み、自然な延長線上に援交がある。なんの屈託もない(笑とテレクラでの援助交際少女をフィールドワークし、『制服少女たちの選択』の著者で、東京都立大学人文学部助教授の宮台真司(社会学)は、『週刊SPAI』二〇〇三年四月八日号の「少女売春のЮ年史――援交少女たちのその後――」の中で、「出会い系サイト」に、これまでの援助交際をしている少女たちではない新たな層が参入したことを指摘した。
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